ライター本日のお仕事

取材前夜は0時半就寝。6時起床。取材前の緊張感と夏の寝苦しさで睡眠を取れた自覚がない。家を出て、ホームで電車を待つ。朝から暑い。本を読む隙間もなく、満員電車に揺られて、京都駅に到着。

スーツ姿の男=僕が京都駅の新幹線ホームでカメラを取りだし、駅名標識を撮影する姿はちょっと珍しいかもしれない。周囲の視線をはねのけて、パシャリ。8時半発の新幹線に乗車、定刻通り、京都駅を出発。自由席の込み具合は5割ぐらいか。全席禁煙に驚く。移動途中に排便をもよおしていたから、車内でトイレ。ようやくスッキリ。取材先の資料を数回読んで、相手先の情報を復習する。


9時半に岡山駅に到着。先輩記者と合流。電車に揺られ、北長瀬駅で下車。日本全国そうなのだろう。どこも同じような街の風景。違うのは地名だけ。取材先に到着して、撮影、取材。昼食は先方から弁当をいただく。2時半に岡山駅を出発。


そして新大阪駅へ。地下鉄に乗り、あびこ駅で下車。むっとする暑さ。強い日差し。さすがに暑い、上着を脱ぐ。のどが渇く。そういえば水分を昼食を除き、補給していない。取材、撮影。取材先にお礼を述べて、駅に向かう。あびこ駅周辺でドトールやスタバ、洒落たカフェなどの喫茶店を見つけられず。飯屋や居酒屋、マクドはあるのに。新大阪駅に戻る。新大阪駅の地下街のキッチュな飯屋で「ほろ酔いセット」を注文。生中一杯、マグロの刺身3切れと大根のツマ、豚肉の冷シャブ、串揚げ2本と申し訳程度に刻んだ野菜をいただく。僕は空腹を感じてなかったが、いざ食べ始めると腹が減っていることに気がつく。ヘトヘトになった身体をイスに沈めて、上着を隣のイスの背に掛ける。「ほろ酔いセット」などといういかにもおっさんサラリーマンが好みそうな食べ物を食べて、ビールを飲みながら、先輩記者と話していると、僕は自分がおっさんの領域に突入したことを自覚する。学生時代はこんな光景をどちらかといえば軽蔑していたのに。まさかこんなことになるとは。それも悪くないか。僕は帰りの電車で1時間あまりぼーっとする。それから読書。どういうわけか集中力が高まって、スラスラ読める。22時前に帰宅。足が棒。スーツをハンガーに掛けて、革靴を風通しのいい場所に置く。シャワーで汗と垢を流す。夕食をがっつく。まだ興奮状態にあるのか、気が休まらない。アルコールを飲みつつ、ヤフーニュースを眺める。頭が濁って、気が休まるまで待つ。1時過ぎに就寝。ものの5分で寝た。