2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

下火なオブジェ焼

2011年3月27日記事の追記。京都市立美術館が「女と陶芸」展を3月22日から4月3日まで開催している。僕はそこで面白い出来事に出会った。オブジェ焼作家の坪井明日香さんのレクチャーに集まった人数は大体80名。以下、うちわけ。団体観光客が40名。たまたま場…

坪井明日香さんによる作品解説 in 京都市立美術館

京都市立美術館が3月22日から4月3日まで「女と陶芸展−坪井明日香と仲間展−」を開催している。オブジェ焼作家である坪井明日香さんによる作品解説が14時から行われることを知り、僕は現地に向かう。坪井さんは女流陶芸というグループを結成し、女性が日本陶芸…

ようやく進む

仕事だ。老人ホームのリストの作成。数は90あまり。それぞれの老人ホームのHPにアクセスし、概要等を把握し、エクセルを用いて、リストを埋めていく。事業所のHPによって概要のテンプレートも書き方も異なる。揚げ足をとられないように、注意深く言葉を選択…

『21世紀は工芸がおもしろい』

『21世紀は工芸がおもしろい』という本をご紹介。編集者は福本繁樹さん。福本さんは染色家であり、大阪芸術大学教授です。本書は染色、陶芸、金工、デザイン、美術、染織、ファイバーワークなど工芸周辺の専門家たちによる座談会=議論です。以下、面白いと思…

重なる

どういうわけだろう。理由はわかない。予定のある日に限って、仕事の依頼が舞い込む。重なる。内容は表のリストを埋めること。手間がかかる単純作業だ。僕の作業速度は1時間につき30リスト。明日までに300リストを作成しなければならない。現在、60リストま…

ガーーー

リライトの仕事は時間のかかる作業だ。リライトが順調に進めば、疲労も心地いい。逆ならば、どっと堪える。例えば、 ○○は△△しているので△△をせず、××をしてほしいとの考えや○○と●●の合致することで○○をそのままに□□が入ることが■■です。 ガーーーーーー、不…

プリーズ具体的な指摘

男性的な文章よりも女性的な文章をお願いしますよ。?この指摘を、私はただちに理解できなかったし、今も理解できない。酒の席で出たこの言葉。相手は私の仕事に前々から思うことがあったのだろう。女性的な文章って?男性的な文章って?私が考える女性的・…

Nuclear power station and japanese laborer.

興味深い映像を見た。僕は僕の想像力の及ばなさを恥じる。

「加藤唐九郎 伝統との格闘」『炎芸術.No65』pp54-55

「加藤唐九郎 伝統との格闘」『炎芸術.No65』pp54-55をご紹介。著者は竹内順一さん、肩書きは東京藝術大学大学美術館教授です。この短い論考は加藤唐九郎という陶芸家を通じて、陶芸や陶芸家という言葉を考えるにあたり、重要なことを指摘します。つまり、 …

なぎさ公園

最近、「なぎさ公園」をよく散歩する。「なぎさ公園」は滋賀県大津市の湖岸道路沿いに位置する散歩型の公園だ。JR石山駅を下車して、「なぎさ公園」沿いに出て、大津港旅客ターミナルまでゆっくり歩く。距離は約7キロ。所要時間は2時間。足が疲れる前に、…

『「かわいい」の帝国』

『「かわいい」の帝国』という本をご紹介。著者は古賀令子さん。古賀さんは文化女子大学教授で、近現代のファッション史家です。本書は戦前から現代にかけて日本ファッションに展開する「かわいい」イメージを巡る概説史です。以下、面白いと思った3点。 (19…

現代日本における陶磁器の食卓用品の輸入額

現代日本における陶磁器の食卓用品の輸入額を調べるには、日本関税協会による「日本貿易月表」を参考にすればよい。以下は2000年から2009年にかけての統計グラフである。タイトルは便宜的に「食卓用品」を用いたが、実際には台所用品と化粧品も加味されてい…

会議

登場人物。社長、編集、営業、校正、デザイナー、カメラマン、ライター。13時 会議開始。中心人物、編集がいきなり遅れるとのこと。13時半 編集到着。遅れたことを、全員にわびたか?この野郎。15時半 話は編集の案を中心に、営業を除く全員参加で、まとまる…

現代日本における陶磁器の食卓用品の輸出額

現代日本における陶磁器の食卓用品の輸出額を調べるには、日本関税協会による「日本貿易月表」を参考にすればよい。以下は2000年から2009年にかけての統計グラフである。タイトルは便宜的に「食卓用品」を用いたが、実際には台所用品と化粧品も加味されてい…

誰かの日常

私は駅のホームに立つ。車掌がアナウンスを流す。黄色い線までお下がりください。迫りくる電車。ライトが少しずつ大きくなる。身体に響く電車の音。風圧を感じる。車掌は黄色い線を超える者がいないかを確認している。安心した顔。いつもと同じ風景。日常の…

取材前のぎっくり腰 by くしゃみ

今朝もいつもどおり寒い。くしゃみがよく出る。 クシュン!と勢いよく飛び出てきたくしゃみ。 あれ? 腰に違和感。少し動くと激痛…とまではいかないが結構痛い。 今日はあるメーカーさまに取材。 ワークブーツに足を入れて、靴紐を結ぶために腰を曲げる。 う…

『ふだん着のデザイナー』

『ふだん着のデザイナー』という本をご紹介。著者は桑沢洋子さん。服飾デザイナーです。本書は明治に生まれ、戦後に生きた桑沢さんの自伝です。以下、面白いと思った3点。 (昭和19年当時)また、洋裁学校、とくに派手な洋裁学校やおしゃれ雑誌は弾圧されると…

現代日本の和・洋食器部門の生産数量

現代日本の各産地の和・洋食器部門の現状を理解する場合、日本全体の生産数量(単位t)を知っておく必要がある。このマクロな文脈を設定し、次に各産地の生産数を押さえる。その中で各産地の生産者たちがどう動こうとしているのか。それはどうしてなのか。過去…

ライター面接

今日は契約ライターの面接。待ち合わせ時刻は16時。20分前に現場に到着。僕のいでたちはダウンベスト、アイロン掛けしたBDシャツ、チノパン、そしてドレッシーなワークブーツ。歯を磨いたし、髪の手入れもしたし、鼻くそもついていない。外見で嫌な印象は持…

『たかが服、されど服』

『たかが服、されど服』という本をご紹介。著者は哲学者の鷲田清一さん、大阪大学学長です。本書は服飾デザイナーのヨウジヤマモトのショーを差し込んだカラー写真を交えて、ヨウジヤマモトを論じたエッセイです。以下、面白いと思った3点。 欲望のたえざる…

「SHIGA-ICHI!!!(シガイチ)」創刊号vol.2

僕の仕事が滋賀県エンターテイメント情報誌「SHIGA-ICHI!!(シガイチ)」創刊号vol.2に掲載されました。僕は自分の仕事に改めて目を通し、思います。文章のリズムが単調なんじゃないか。ここは「。」ではなく「、」を使ったほうがよりスムーズに読めたんじゃな…