名古屋取材その2



美術館を出たあとに名古屋市科学館をパシャリ。写真はまるでCGのようだが、決してそれではない。巨大な球体は迫力満点。こんな巨大なものを作り出せるのだ、人は。

地下鉄高岳駅2番出口を出る。ビル、道、車…見渡す限り何もないという表現がぴったり。つまり、道順を聞けそうなコンビニやカフェや店がない。人がいない。僕は地図を持参していたが、会場までの道のりは見当もつかない。左に行くか右に行くか、どうしよう。太陽の強烈な日差し。暑い。クリーニング屋の看板が道に出ている。店が開いているかどうかはわからない。僕はそこへ向かう。店は営業している。クリーニング屋のスタッフは会場まで徒歩20分かかるという。僕はその言葉にビビったが、杞憂だった。10分程度で、今回の取材会場である文化のみち撞木館に到着。この地域はレトロモダンな建築物がチラホラ見える。僕は顔から吹き出す汗を拭う。自動販売機でスポーツ飲料を購入し、のどをようやく潤す。ネクタイを近くの公園で締める。2人の子どもが炎天下のなかロープウェーで遊んでいる。僕は自分の子ども時代を思い出す。ああやってよく遊んだものだ。

文化のみち橦木館のいわれはこの写真の通り。

今回の目的は講演会「陶磁器産地連携の課題と展望について」を取材すること。

取材を16時半に終え、名古屋駅を出たのは17時過ぎ。駅は相変わらずの人の多さ。僕は駅構内にあるカフェで一服しようと考えたが、長居ができないカフェで1000円は高い。僕は昼飯のサンドイッチを、駅ホームの売店でポカリを購入。電車に揺られて、眠る。20時半に帰宅。さすがに疲れた。スーツをハンガーに掛ける。汗まみれのシャツを脱ぎ、シャツのボタンを留めて、洗濯ネットに入れる。靴下と下着を脱ぎ捨て、シャワーをじっくり浴びる。今日の汗と埃を落として、さっぱりする。焼き飯を作り、冷凍餃子を焼く。洗い物を片付けて、テレビを見ながら、ビールを一口。炭酸がのどをギュッーと刺激する。美味い、美味いなあビール。読書をしてもネットをしてもイライラする、活字を追えない。疲れているからだ。23時半に就寝。10分ぐらいなんとなく寝返りを打ってると、意識がなくなった。