カメラを持って京都をほっつき歩いた その4

結局、10キロぐらいほっつき歩いてたと思う。ゆっくり歩くからか、体力がありあまっているのか、歩き慣れているからか。とにかく楽しい。


三条大橋から鴨川の風景。ここで多くの恋する者たちの恋が始まり、結びつき、結びなおして、ほどけて、切って/切られて、終わり、また始まる。


こういう建物群、塊に惹かれる。秘密の基地みたいだ。あるいはこの建物自体がガンダム。昼間は基地。夜になるとガシャンガシャンと音を立てて、ガンダムになる。京都ガンダム!なんて格好いい。この統一感のなさもグッド。


五条通。道路案内標識の裏側。ガンダム的要素の写真。美しいと思った。左の建物の規則的な窓の配列も素晴らしい。建物をまじまじとみればみるほど、建物って面白い。



学生時代、友人の留学生がいったことを思い出す。彼女は研究室のフロアが嫌いだといった。理由は、それが徹底的に管理された鶏の小屋のように見えるから、先生たちは自分の小屋に入っていくから。同様の理由で彼女はマンションも好まないといった。当時の僕は彼女のいうことを理解できなかったが、ああ、なるほど、そういうことかと納得。