陶芸データベースの構築を

陶芸データベースは大きな美術館にわずかに存在するが、統合されていない。

作家は多数の展覧会やコンペに足を運び、図録や写真集を見続けなればならない。そうして初めて、自分と他人の作品の違いを説明できる…はずだ。「はずだ」と書いたが日本の作家は金がないし、作家の地域、資金力、人脈、時間の有無などによって知識は制限される。この制限を押し広げるための方法が陶芸データベースだ。

データベースが十分に構築されておらず、また構築もされないだろう状況において、評論家ができることは作家の尻をさらに叩くことだ。そうしないと、日本の作家は没落する。

評論家はどんな作品がどこにあって、どの領域に位置づけられるのかという意見を出さなければいけない。評論家は作家の尻をさらにたたき、作品を評価する行為を通じて、日本の陶芸界に貢献できる。