美しい音楽、不思議な言葉

知り合いのブロガーが紹介していた音楽。豊かなで美しい音色に聞き惚れる。素晴らしい音楽に、称賛する言葉はいつも追いつかない。

そういえば最近、「心が折れそう」というセリフをやたら聞く。鼻につく。他方、「心が折れた」というセリフは聞かない。「心が折れるそう」とはどういうことで、折れたらどうなるのだろう。棒が折れるとかそういうことか。それとも折り紙のように折れるのか。ちょっとどういうことか聞いてみたい。

当事者が「戦略」という言葉をよく発する。だいたい、戦略って言語化したら戦略にならないでしょ。ネタばらしになるんだから。おめでたすぎる。

「限定品」もあほらしい。限定品でない商品でも一定の時間が過ぎれば、生産されなくなる。その点でそれも限定品の範疇だ。ファッションがいい例だ。ずっと生産されている同じモデルはあまりない。自戒を込めて、いいと思える商品を買おう、それが限定品であるかどうかに関わらず。

最後に、「〜になるためにやっておきたい10のこと」も同様。この手の文章は、みんなマネをして、忘れるまたは挫折し、また似たような売り文句に食いつき、挫折または忘れ、また食いつくということを下手すれば死ぬまで繰り返す。一つも身につかない。なぜか。技法はある時間をかけて訓練をして初めて身につくから。技法は手痛い失敗を経験して、気をつけて、その結果、身につくから。つまり、この手の言葉=アドバイスを頭で理解しても、身体で理解しないと、結局、時間の無駄。