京都五条坂陶器まつり その3

祭りの店舗数は約400。去年は40万人の来場者が祭りに訪れたらしい。



こんな感じで日差しはきつい。女は日傘を片手に歩く。そういえば、日傘を開く男をあまり見たことがない。日傘は女の特権なのだろうか(そんなこともないだろうが)。傾向として、どこかの店舗に人がいると他の人もそこで足を止める。あれは不思議。

普段、人はこの道をあまり使わない。みんなバイクや車、バスを利用する。この通りにこれだけの数の店舗が並ぶなんて、祭りならでは。学生時代に遊びに行った芸大の学園祭を思い出す。ブースの老若男女の販売員は暑さに参って、昼寝をしていたり、ビールを飲みながらラジオを聞いていたり、仲間と話していたりとのん気だ。界隈の店頭の販売員は雇われの身なので、声を張り上げていた。僕は怖そうな陶芸作家には話しかけずに(だって怖い)、優しそうな人に話しかけて、撮影許可をいただいた。案の定、怖そうな人からは撮影を断られた。ヒゲボーボーの白髪交じりのいかにも陶芸作家!という男がいたから、カミソリでヒゲを剃って、それからボロの服ではなくて、新しい服に着替えさせてやった。もちろん、僕の想像の範囲で。