京都五条坂陶器まつり その4

僕は驚いた。陶器祭りといえば、その産地の陶器を売ることが当然だと思っていたからだ。信楽焼産地しかり萬古焼産地しかり。こうした産地の祭りにも例外はあるが、それでも全体の割合からいえば他産地の商品は2割程度だ。この陶器祭りは違った。備前信楽唐津、笠間など各産地の焼物が清水焼とともに並んでいたのだ。綿布や漆器製品などの雑貨まである。もうなんでもあり。話を聞いていると、数は減っているらしいが、どうやら全国を駆け巡る露店商の存在があるらしい。






業務用の商品はカゴにどっさり入れられているか、手書きの半値広告がそばに張られている。大抵、おばちゃんかおばちゃんがそれを売ってる。そしておばあちゃんやおばちゃんは大抵、気が良い。それに引き替えおやじたちときたら、なにかにつけてもったいぶる(自戒を込めて)。そんな光景も祭りならでは。やっぱり祭りは楽しい。