休日はグズグズするのが私

私は帰省して、山に登ります。
帰省は3日間で、だから荷物は少なく。
結論はアウトドアの格好ですが、帰省するためだけにこの格好は恥ずかしくて、
家を出るまで、グズグズしていました。


私は、私自身が他人の視線にさらされていると考えてしまう人で、
そんなもんは気のせいだといえば、気のせいですが、
その気のせいを取っ払うこともできないのが私。
私は見ることが好きです。美しいもんとか大好き。
その視線が今こうやって自分の身に降りかかってくるなんて……
と書けば、大げさですね。
なんとなくわかっていたことですが。


街には街用の格好があるわけで、
アウトドアの格好は街で目立つので、私はどうやって人の目を避けようかと
思いましたが、そもそも「街」は「町」と違って、
人がたくさんいるところなので、どうやっても人の目を避けられないのでした。
特に橙色のリュックが目を引きます。どんな格好をしても、これだけで
目を引いてしまうのです。だーって、山で目立つのですから。


その上、私は買い物をしなければならない。
一つは母の日のために松任谷由実のベストCDを買うことで、
私がこれに出会ったきっかけは去年の12月に街を歩いていたときに、
恋人がサンタクロース〜背の高いサンタクロース」という歌詞と音楽が耳に入って、
なーんてカラっとしてる音楽なんだろうと思いました。
この曲はずーっと前から耳にしていましたが、
当時、情念にまみれた音楽を好んでいた私に心地よかったので、
実際に買って、聞いてみると、晴れてる。
だから心地いいのかって腑に落ちたんです。
私の好きなものを母にということで、だからといって母が好むかどうかは
別の問題ですが、このCDはJポップそのものというか、日本の歌なんですよね。
きっと母も好きになってくれるだろうと。


他方はヘッドランプとペグの購入です。
前者はさっさと見つけて、買えばよろしい。
後者はアウトドアの店で買わねばならず、
アウトドア格好をした私がアウトドアの店に行くのが
ものすごく恥ずかしいです。なーんでこんなに恥ずかしいのだろう。


だから私は街と町の中間であるマチにあるの
ホームセンターでヘッドランプとペグを買おうと思った次第で、
家から地下鉄までの道のりを歩いていたのですが、
途中で寄った銀行でお金をおろしているとき、
うっかり忘れものをしたことに気がついて、
それは帰省先の地域コミュニティバスのチケットでした。


下手をすれば、750円を現金で支払うことになり、
750円という半端な額はお昼ごはん代にもなり、
チケットがあれば、750円が代替されるわけで、
私にとってはそれなりに大きい額でしたので、
一端帰宅して、チケットを取りに戻ろうと思ったついでに、
そういえば、昨日食べたローソンの四角柱のバームクーヘンが美味しかったから、
コーヒーとそれを食べようと思いつき、
今こうやって、食べたり、飲んだりしながら、今日の作文を書こうと思った次第です。
ちなみに四角柱のバームクーヘンは売り切れていたので、
丸いものを食べました。


そうこうしているうちに小雨まで降ってきて。
もうヤダ。
明日は山日和になって、晴れてほしいなとグズグズしている私は思うのです。