個性がないコーヒーが好きだ

スタバやコンビニの類のコーヒーは 苦味や酸味、コクの全てが強くて、 なんというか、ここらへんのコーヒーは戦っているのである。こういうコーヒーを読書の援軍として、 頭を集中に向かわせるための刺激物として なんとなく飲んでしまい、 やっぱりあんまり…

起床して、神社に参拝。

それから、サンドイッチを買いにパン屋さんに出かけた。 親子連れが目の前にいて、僕は歩道から車道へ出て、 すれ違った。親子連れは父と2人の男の子どもだった。 狭い歩道、人とすれ違うことが面倒だ。 子どもたちの声がうるさい。 どうして冬の男の子ども…

歯……

金属の詰め物が取れかけたので、歯医者に行った。 セラミックの歯に興味が出て、 口から金属を取り出したかった。いくつかの歯科のHPを見ると、 セレック(CEREC=CEramic REConstruction=セラミック修復)があり、 金額は大体3万から5万円だった。治療…

サングラスを地下鉄で

1年ぐらい前からだろうか。 地下鉄がまぶしい。 地下鉄の電車が駅に留まり、扉が開いたとき、 俺はたいてい逆側の扉側にいて、そのドア越しに「○○駅」の 電光掲示板がぴったり目に飛び込む。 その明かりがえらくまぶしく、車内の光もまぶしい。 まぶしいか…

幸せは鼻の穴から

頭に来ることがあって、 俺はそれを口に出せない代わりに、 態度に出てしまい、態度は相手に伝わる。 原因はお前だと 罵ることができない上下関係の下で 俺は滅入っていて、気分を変えたいと願いながら、 映画を自宅で見るか、 本当にまったく違う場所に身を…

雨の日は魔法

今日は朝から雨が降り、 俺はかさを持っておらず、 そもそも大した雨でもなかったので、 距離にして1.2キロ、そのまま駅まで歩いた。 雨脚は変わらない。 水たまりができたアスファルトの上に雨がたったったったったと落ち、 きれいな小さな円がいくつも描き…

空飛ぶたこ焼き

空飛ぶたこ焼きを見たから興奮している。 空飛ぶたこ焼きは、 たこ焼き屋のちいちゃんが焼きあがったたこ焼きに 串を入れて、ひょいとひょいと舟に入れるあの瞬間のことで、 その時、たこ焼きは確かに空を飛んでいた。 ふわ、すとん、ふわ、すとん、 ふわふ…

秘密の場所

某駅の地下鉄に秘密があることを知ったのは、 昨日のことで、 それは、俺が朝の通勤ラッシュで某駅で降り、 ふいに目に入った四角のマンホールを見たときだ。 俺は、「あ!」と声をあげそうになった。 まさにそれは死角だった。 マンホールは地上を前提して…

白髪頭のばあさんとコーヒー

俺は今日、仕事帰りのドトールで、 ハニーカフェオレを注文したあとに、 「我ながらなんてかわいいものを注文するのだろう」と 小さな俺が俺に恥ずかしそうに伝えて、 「それは本当にそうだよな、 あれちょっとというか、過剰に舌に残る甘さなんだよな」と …

赤ん坊の鳴き声

ひどく憂鬱な昨日があって、 今日もひどく憂鬱な時が襲ってきたので、 「今やばいな俺、狂いそう」と俺は何度も思いながら、 カメラのシャッターを切り、仕事に従事していた。 俺の様子に周りは気がついていて、 「疲れてるの?」「眠いの?」と何回か質問し…

風邪のあと

昨日、風邪をひいた。 春の陽気だとうっかり油断してしまい、寒気。 コンビニで買った一番高いユンケルを飲み、 夜にホルモン、ニラ、ニンニク、ショウガ、ネギ、キャベツ、豆腐を入れて、 もつ鍋を作り、汗だくで食す。 早めに就寝。 寝汗がひどくて、3回…

台風の日

台風である。 午前10時42分。 俺は免許証の受け取りのために、交通安全協会から呼び出しをタイミングよく食らった。 「はいはい、今から行きます」と適当に答えた俺は、しかし行動はまっとうで、約束を守り、 台風のなか交通安全協会まで歩くのである。 …

「母」の日

今日は「母」の日だ。 母は64歳の誕生日を迎えた。僕が母と話していると、お互いの年齢の話になった。 それから電話を切って、よみがえった記憶は子どものころの僕だ。母は受話器を片手に祖母と話していた。 当時の母は今の僕と年齢がそう変わらなかったと…

本を捨てた

本を6冊捨てた。 積読の本で、この先も読みそうになかった。 俺にとって本は大事なものだから、本を捨てるのは難しかったが、本を捨てた。 本を捨てたわけは別にどうでもいいが、本を捨てたの自分の気持ちや情景を忘れたくないので、つづる。俺が本たちをゴ…

部屋掃除

特殊な人の部屋を掃除した。特殊な人は完全な暗闇と静寂のなかにいて、自分の世界を生きている。その人は時々、僕たちの世界に連れられてくるし、自分でこちらに来ることもある。専門言語を操れる人がその人と言葉を交せるが、その人がその言語を理解してい…

下から上へうふっふふ

連休だったので、よく寝た。大体、俺は昼寝が好きだ。それで俺は寝すぎると、体も心も深く眠り、やる気というやる気がツボの奥深くにしまわれて、厭世観。俺はこの厭世観から逃れようと、さらに寝ようとするので、俺はやる気がしまわれたツボにフタまで置い…

雑感

散歩中にハトを見かけた。こいつはのんきそうに草をついばみ、首をクックとまげて、もどして、まげて、草をついばむ。きょろきょろした目はあまりに無個性で、不気味だ。俺は軍手をつけて、ハトを捕まえたら、ハトは能面かぶったハトから、他人事だと思った…

雑感

読書 面倒。言葉 多い。副詞 接続詞 連体詞 助詞 不要。本 読みやすい。朝 シャワー 憂鬱 飛ばす。外国人 地下鉄 道 質問。車掌 迷惑顔。明日 明後日 似た 生活 続く。うんざり 発狂。変化 連続 疲れる。ゆっくり 変化 好き。花粉症 風邪 夜中 鼻水 睡眠不足…

雑感

勉強を始めている。楽しい。私のもやもやした疑問に対する先生の解説が理路整然とわかった時、理解が私に訪れて、気持ちいい。気持ちいことは布団にいるときや山登り、セックスだけではない。もっと知りたい、学びたいという意欲までくっついてくる。おまけ…

平然とゲップ

5本指ソックスは体にいいらしい。面白そうなので、1年前に買って、着用してきた。実際に面白かった。5本指ソックスが指の股から指の一本一本を丁寧に締め付けて、指も指の股も不快だった。5本指ソックスを脱いだとき、やけに解放感があって、爽快だった…

雑感

しわの入った顔が電車の夜窓にうつる。いつの間にふけたんだろう。帰宅して、椅子に腰かけると、疲れがドッと出てきて、40代になった感覚に陥る。潤いという潤いがどこかにいったんじゃないか、俺は。なんで、こんなに疲れてんだろう。 *用事ついでに、梅…

伯父の背中

毎月、私は伯父と寿司をつまむ。伯父は真面目で、律儀で、情に厚い。伯父は軽薄さを嫌う。伯父はいかりや長介のような人といえば、わかりやすいだろうか。だから、伯父の冗談は言ったそばから、破たんしてる。私は、伯父が少し苦手だった。伯父は左腕がなか…

講習会

講習会に通っている。そこには先生が1人、アシスタントが2人いる。中年のおばさんたちである。アシスタントAは俺に向かって、「先週イケメン君がいなかったから、先生、やる気がなかったみたいよ」と笑い、先生は「そういうことは逆セクハラですよ」とA…

居心地のいい喫茶店

居心地のいい喫茶店がある。クラシックジャズ、良心的な価格、客の回転率を意識していない接客。客は適当な時間を過ごして、席を立っていく。俺もそうだ。それだけではなくて、この店には声がすごくいい女店員がいる。その声はある有名人と似ていて、だから…

雑感

「THE 夜もヒッパレ」という番組をユーチューブで偶然見つけた。当時見ていたので、懐かしい。せっかくだから、俺はこの番組を見た。番組も俺もノリノリである。勢いのある番組が好きだ。 ノリノリであった俺だが、机にある積読の本に目がいった。俺は、誰か…

俺の好きな女

好きな女の目の前でバシっとかっこよくふるまうことができればいいのだが、俺は好きな女の目の前で右往左往して、おろおろしてしまった。男として情けないなあと思いながら、俺はじくじくしていたのである。こんな恥かしいことはなくて、少しでも格好良く見…

物語は俺の仲間だ

物語が人を救う。なんてことを20代から30代前半にかけて聞いたことがあって、当時の俺は「物語が人を救うわけがないだろう。物語は物語であって、その世界で完結してて、俺の現実生活とは全く関係がないのに、何言ってるんだ」などと思いながら、ルポやら学…

今日、偉い人に会った

今日、偉い人に会った。その偉い人は行政の長である。俺はその人の仕事の中身を知らないが、その人が行政の長というだけで、その人は偉い。俺は前日からこの偉い人と会うのが憂鬱で、なぜなら俺はその人と比較して、何をとってもいいところがないという思い…

隣人は孤独死

ふかした豆が腐ったような、淡く、重い臭い。 毎朝、僕は自宅マンションの扉を開けて、フロアを歩き、その臭いを通り抜ける。 夜はその臭いを通り抜けて、自宅に戻る。 僕は帰宅時に郵便ポストを確認する。各部屋のポストは1階に集合している。 あるポスト…

当てにならない自分の心

黄金週間明け前の昨夜、僕はこんな風に苦み、ある人にメールをしたためた。 信じられないかもしれないけど、今、この瞬間、俺は明日の仕事に行きたくなくて、行きたくなくて、明日、事務所が崩壊していたらいいのに、事務所限定で大地震でも起こらないかな、…